こんにちは。ufotableのデジタル映像部で作品作りに参加してみたい、という方へ向けて2022年の求人に関する諸情報をお届けします。
第一に、ブログ上となりますが、大まかな要項を以下にまとめます。チームの内での役割を「ポジション」とし、募集ポジションの概要→その詳細→待遇情報と続きます。
第二に後日、特設サイトを立ち上げます。そこでインターン受け入れ情報や、オンラインでの意見交換会もそちらで案内を出す予定です。
そちらに先んじて弊社での仕事についてリサーチしたいという方は新たな情報をお待ちいただくか、現況でも直接ご連絡をお寄せ下さい。 見学はお受けしておりません。
2022.3.10 update
意見交換会について、本ブログ上で募集を開始しました。詳しくはこちら。
2022.6.25 update
2023年の求人のご案内及び、デジタル映像部内のポジションに関するご案内をアップしました。詳しくはこちら。
◆採用期間
原則通年2022年~規定人数に達した時点で終了します。
◆募集するポジション
- コンポジッター
- CGアニメーター
- 美術設計/背景モデラー
- エフェクトアーティスト
- テクニカルアーティスト *募集を終了しました。
- アプリ開発スタッフ
- 編集演出 *募集を終了しました。
◆ポジション詳細
以下のような役割(ポジション)を持つスタッフを募集します。本人の能力や意思に従い、特定のポジションにとどまらず、複数のポジションを持つことも可能です。
コンポジッター/撮影
アニメーションの撮影業務を行います。各セクションから合流する映像エレメントを一つの世界観へ合成し、個々のショットを完成させるポジションです。映像デザインやテクノロジーに関する幅広い興味・映画演出への素養が求められます。
※本年の採用ではカラーグレーディングに興味のある方を特に募集します。アニメ撮影の経験は不問です。
3Dアニメーター /Animator
戦闘の殺陣構造、躍動感のあるカメラワーク―それらを組み合わせ、視聴者を興奮させるような「かっこいい」カットをデジタル映像部から発信するのがアニメーションポジションのハードで楽しい役割の一つです。同時に、原画に合わせたアニメーションから、街ゆく人々のさりげない芝居まで、アニメーション作品の中で、作画スタッフたちと協業し映像に落とし込んで行くワークフローへ3Dアニメーターは密接にコミットしていきます。
美術設計・背景モデラー / Concept Artist , Background Artist
映画のコンセプトアートが好きで、アニメで活かしたい方へ。
このポジションでは、アニメーション映像内の「背景」へのデジタル映像部からアプローチを担当します。応募段階での応募者へツールの適応は問いません。既存の設定イラストから3Dモデルを起こすこともありますが、自ら空間を設計し、照明計画からコンポジットへの橋渡しを行う業務などをフレキシブルに行うケースもあります。
採用にあたっては映像テクノロジー・絵画・演出などへの総合的な探究心などを重視します。
モデラー(キャラ・プロップ)/ Modeler
そこでデジタル映像部では、3Dキャラクターや演出シミュレーション用のレイアウトモデル等を作成し、要所で演出・アニメーターチームの強力な支援環境を構築しています。
また、劇中の小道具や何気ないサブキャラクターなどを3DCGで描くケースもあります。
私達は「映像の中の3D」は年々大きくなっていくと予想しています。
私達は「映像の中の3D」は年々大きくなっていくと予想しています。
エフェクトアーティスト
ハイエンド志向―リッチで気持ちのよいエフェクトをアニメーション映像の中で活躍させたい、という方へ。このポジションでは映像の中の、雨、雪などの自然現象から、崩れる岩場、たなびき引き裂かれる布、熱く燃える炎など映像内のVFXを担当します。当面3dsmaxがメインツールとなっていますが、得意なツールで制作が完結できるのであれば問題ありません。
テクニカルアーティスト
このポジションでは、リグやツールの設計・開発に携わります。仕事の幅が様々で、まずは「映像のテクニカルな部分が好き・追いかけたい」という方が入り口に立っています。まずはご連絡ください。
アプリ開発メンバー
スタジオで運用するアプリ(Android/iOS)の開発を担当します。スタジオのエンジニアチームと協力し、弊社のニュースアプリの保守・開発や、たくさんの方にスタジオを知って頂くアプリやツール開発を行いたいと考えています。
活発なコラボレーションを期待できる社内スタッフとして、こういった課題を解決し次のステップへつないでいく人材を必要としています。私達もチーム内での在り方を模索中です。お気軽にご連絡いただければ幸いです。
編集演出 / アシスタント
主に「スタジオ作品の映画特報・CM・PV」を演出・制作します。尺のある映像の編集作業も徐々に視野に入れておりますので、編集経験者の方でufotableでの編集業務に興味のある方も是非ご連絡ください。
(一般に、制作会社ではこの分野に関わらず、製作チームが(アニメーション映像制作とは)別の作業母体へアウトソーシングしている場合が多い現況ですが、ufotableではアニメ本編と並走して内製を続けています。最も作品やその素材に精通し熱を込められるのは作品に直接関わっているスタッフ達であると考えているためです。)
募集ポジションについての記載はここまでです。
◆待遇
- 正社員
- 前職及び経験・能力を考慮の上、報酬は決定
- その他、スタジオ基準に準じる
◆メインツール
中心的なツール- 3ds Max
- After Effects
- Photoshop
導入予定・導入中のツール(必要に応じて自由に使用できます)
- Maya
- Houdini
- Unreal Engine
- Substance 3D
- CLIP STUDIO PAINT
- Illustrator
- DaVinci Resolve
開発言語(開発チームで使用しています)
- Python
- MAXScript
- JavaScript
- Google Apps Script
◆応募方法
スタジオの採用フォームよりエントリー頂けます。◆イベント
後日、特設サイトにて募集予定です。
- インターン(条件付きで公募)
- 意見交換会(リモート可・なにかしかの形で開催予定/参加はデモリール必須)
以上が求人のアウトラインとなります。
◆チームよりコメント
ufotableのデジタル映像部はアニメーション映像制作の1セクションです。比較的広い業務をカバーしており、個々のメンバーは特定分野(ポジション)のスペシャリストであったり、全般プロセスに参加するジェネラリストであったり―、個々のアーティストの意思や能力に合わせた作品に様々なスタイルが特徴です。チームワークの内部的な詳細については外から見えにくいのですが、スタッフの個々のスキルを活かすカスタマイズを続けた結果、実際にプロセスは、複雑且つ常に変化するものとなっています。
一貫して大切にしているのは、「作品を大切にすること」となります。そのためにポジションがあり、日々の仕事があります。より良い作品、映像を提供してくために、デジタルツールがあり、ツールを通して作品へ真摯に向き合うことで、熱のこもった映像に迫っていく―絵筆に比べて感情のこもりにくいデジタル映像に、そういう”熱”が籠もるような作品がエンターテイメントに必要なのではないかと考えています。自分たちの仕事がそんな一助になれば幸いです。
まずはお気軽にご連絡いただければと思います。
お読みくださりありがとうございました。
デジタル映像部
2022/05/11更新
画像資料
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