黄金の光

こんにちわ。

最新エピソード「#8 冬の日 心の所在」が無事放映を終えました。
このエピソードではセイバーや士郎、凛のやりとりから学校でのアクションもあり
様々な"Fate"の表情をお愉しみ頂けたなら、嬉しく思います。

今日は放送verとBD収録verの画面輝度についてご紹介をひとつ。
技術的な話であり、画面の色の話でもあります。

TV放映では安全な試聴体験を確保する為に、どんな番組であれ、オンエア前の映像を必ずパカチェッカーという検出装置にかけるきまりになっています。その機械で自動的に「ガイドライン」に会う明度彩度の変化が検知されると、フレームをダブらせたり、暗くしたりして"視覚刺激"を抑える…というのが基本的な流れ。

例えばFate/stay night [Unlimited Blade Works]のオープニングです。
使用された以下のショット(OP_c028)の場合だと

[放映ver] 

次に、実際にufotableで制作したマスター との比較。
[納品マスター] 

明度変化や動きの激しいシーンの描写が、
その鮮明さにおいて決定的に異なっていることがご覧頂けるのではないかと思います。
(Blu-ray版ではその枷もなく、マスターに最も忠実な映像が収録されております。)

もう一つご紹介しますね―先週末に放映された#8より。
山場の一つ、士郎による、セイバーの召喚シーケンス。




赤く濁った結界に輝く黄金の光―そんなイメージで進めていたショットです。
何度もチェックを行い、自分たちの目で「これだ!」と決め込んだ画面。

同じ画でFate/stay nightの世界観を共有出来たなら、
デジタルチームとしても嬉しいです。


デジタル映像部

English ver.
http://www.ufotable.info/2014/12/the-golden-light.html

Fate/stay night公式サイト
http://www.fate-sn.com/

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